TRAILER
INTRODUCTION
人は何故惹き合うのだろう?人類の記憶へと連なる、知の冒険の記録。
イタリア、ヴェネチア在住の日本人ヴェネチアンガラス作家・土田康彦。彼が 2013 年に発表した作品シリーズ「運命の交差点」のコンセプトワー クと、2012〜18 年に渡りその日々を追った映像素材から彼の人物像、創作の秘密に迫りながら、芸術・文化が世界に担う役割、私たちが現代 世界を意義深く生きる為のヒントを探ります。
「夕日を見つめる時などに感じる、郷愁にも似た、僅かに胸の奥が疼く様なあの感情はどこからやって来るのか?」本作では、この感情を 「magone(マゴーネ)」と名付けて物語を展開します。
人は何故生きるのか、如何にして「人間」たるのか、そして芸術や文化の可能性について、本作は問いかけます。
監督メッセージ
私は人、自然、自己との対話の中にヒントを見い出しながら創作活動をしています。私は主に「ノンフィクション映画(ドキュメンタリーより も監督のフィルターや考察、作家性を強く全面に出した映画)」と定義づけた作品制作を通して、誰もが漠然と、または薄々気付いている普遍的 な事柄を作品に具現化して示すことを自らの使命と考えています。映画『マゴーネ』では、私の、土田氏との出逢いによって得られた自らの人 間としての成長体験を、作品を通して観賞してくださる皆さんと共有したいとの思いを込めています。 作家が希望に満ちた心象を作品に込めることが、良き未来の想像&創造にとって大変重要だと考えています。
『マゴーネ』は世界各国の映画祭で評価をいただきました。言葉や文化の違いを超えて、作品を理解してもらえることに、驚きと喜びを感じてい ます。
この映画をもっと多くの人に観ていただきたいと願っています。
『マゴーネ』監督・田邊アツシ
国際映画祭出品・受賞状況
※同映画祭ヨーロッパツアーで 2022.10.9 イタリア・ヴェネチアのパッラッツォ・グラッシ劇場でも上映
・ブカレスト・フィルム・アワード 2022(ルーマニア)サウンドトラック部門公式出品
・スノーダンス・インディペンデント映画祭 2022(ドイツ)公式出品/コンペティション部門ノミネート
・アート・ノンストップ・フェスティバル /BA2021-International Film & Art Festival(アルゼンチン)公式出品
【受賞:最優秀初監督作品賞/最優秀初監督作品賞/映画にインスピレーションを与えたアーティストへの特別賞】
・FICIMAD 2021 マドリード国際インディペンデント映画祭(スペイン)公式出品
【受賞:長編部門最優秀ドキュメンタリー監督賞】
・国際サウンド&フィルムミュージックフェスティバル 2021(クロアチア)公式出品
・マインドフィールド映画祭アルバカーキ(アメリカ)2021・7-8 月期 公式出品
【受賞:長編ドキュメンタリー部門プラチナ賞】
・4th ディメンション・インディペンデント映画祭(インドネシア)2021・8 月期ドキュメンタリー部門公式出品【ファイナリスト】
・トロント・インディペンデント映画祭 of CIFT(カナダ)2021・7 月期ドキュメンタリー部門公式出品【ファイナリスト】
・ブラックボード国際映画祭(インド)2021・7 月期 公式出品

STORY
監督兼語り手である田邊アツシは、土田康彦の著書『運命の交差点』に触発され、ヴェネチアに長く住むこの異色のガラス作家に会いに行き、8 年間、彼の姿 を追い続けました。映画は 7 つの章に分かれており、其々が土田の人生と創作に関する様々な要素を紹介しています。章が進むにつれて観客は、土田と「マゴーネ」 という言葉の秘密を知ることになります。
(上映時間:1時間36分 2021年作品)
CAST & STAFF
【出演】

土田康彦
ムラーノ島にスタジオを構える唯一の日本人として、強いメッセージ性を持つ作風から「ガラスの詩人」 の異名を持つ。
近年では、執筆、食、建築、映画、ファッション、音楽など、ジャンルを超えた活動や作家た ちとのコラボレーションも注目されている。
1969 大阪府大阪市に生まれる
1988 辻調理師専門学校卒業と同時に渡仏
1992 イタリア・ヴェネチアに移住
1995 ムラーノ島にてガラス製作に携わる
宮脇花綸 ・ 臺佳彦 ・ 403 architecture[dajiba] ・ 大友香里 ・ TERU
【スタッフ】
監督・脚本・撮影・編集: 田邊アツシ
映像作家 1971年生まれ。自らのカメラによるアーティストのドキュメンテーション、美術館・博物館・文学館等の展示映像を主軸に、TVCM、企業等VP、ミュージックビデオの企画制作も多数手掛ける。 『マゴーネ 土田康彦「運命の交差点」についての研究』が長編初監督作となる。
プロデューサー: 杉本理恵子
音楽: 小久保 隆 Andrea Esperti / voice: ミネハハ・trombone: Andrea Esperti・glass sound: 土田康彦
inserted song: the other end of the globe / GLAY
THEATER/劇場情報

INFORMATION/情報・メディア掲載
23.1.4 Web版 美術手帖PREMIUM 掲載
22.4.29「イタリア映画祭2022」にて特別上映
お問い合わせ
えすぷらん株式会社 〒754−0896 山口県山口市江崎1514−2 magone@s-plan.net